再認定ポリシー(有意性の期限)
LPICレベル1、LPICレベル2、LPICレベル3の認定者は、 認定日から5年以内(※1)に 同一レベルの認定の再取得または 上位レベルの取得をすることで、 ACTIVE(※2)な 認定ステイタス(※3)を維持することができます。試験別の正確な有意性の期限の日付は、マイページでご確認ください。
認定日 | 「ACTIVE」の最終日 | 「INACTIVE」になる日 |
---|---|---|
2002年1月1日 | 2008年9月1日 | 2008年9月2日 |
2003年9月1日 | 2008年9月1日 | 2008年9月2日 |
2003年9月2日 | 2008年9月2日 | 2008年9月3日 |
2015年3月1日 | 2020年3月1日 | 2020年3月2日 |
※1各レベルの2つ目の試験の合格日(認定日)を基準とし5年以内。
例)LPICレベル1の場合、101と102の試験のうち、二つ目に合格した試験の合格日(LPICレベル1の認定日)が基準となります。
※2ACTIVEとは、「有意性あり」すなわち「現在活動中、現役」を意味します。従って、ACTIVEでなくINACTIVEになるとは、過去には認定されたスキルを保有していたが、現在はそのスキルが現役のシステム設計・開発・維持にマッチしないことになります。これは認定者本来の資質を判定するものではありません
※3「ACTIVE」または「INACTIVE」を認定ステイタスといいます。認定日から5年目の日付を過ぎますと、認定ステイタスの表示が「ACTIVE」から「INACTIVE」に変更されます。
注1)一度認定を受けると、認定日から5年を経過したら「INACTIVE」というステイタスに変更されますが、認定された「事実」が無効になる事はありません。
注2)この再認定ポリシーは、2003年9月2日以降に認定された方全てに摘要されます。
注3)2003年9月1日以前に認定された方は、2008年9月1日まで「ACTIVE」な認定ステイタスが維持されます。
注4)最初の認定または再認定から5年以内に再認定を受けない場合は全てのレベルで「INACTIVE」の表示になります。「ACTIVE」の認定ステイタスに変更するためには、全ての試験の再受験が必要になります。期限切れになった後で受験し直すことにならないように、有意性の期限に注意をして下さい。
再認定ポリシーにより、LPICの認定者の方々は、最新の技術要素を反映した技術力を証明することができます。この認定ステイタスの概念は変化の早いLinux業界において最新の技術を理解しているか否かの判断基準として取り入れているものであり、認定された「事実」が無効になる事はありません。
再認定の方法
1.認定日から5年以内に、保持する認定レベルの最新バージョンの試験を受験し、再認定を受けていただきます。再認定日から5年間はACTIVEと記録されます。
例)2015年1月1日にLPICレベル1の認定を取得した方は、再認定を受けないと2020年1月2日にステイタス表示が「INACTIVE」に変更されますが、認定から5年以内の2020年1月1日までに最新バージョンのLPICレベル1の再認定を受ければ、その再認定日から5年間「ACTIVE」と記録されます。
2.複数レベルの認定をお持ちの方は、上位レベルの認定日から5年以内に、上位レベルの試験を受験し、再認定を受けていただきます。下位レベルも合せて有意性の期限が延長され、その後5年間は保持する全てのレベルでACTIVEと記録されます。
例)LPICレベル1(2015年1月1日取得)とLPICレベル2(2015年2月1日取得)の2つの認定をお持ちの方は、両方の認定について再認定を受けないままでいると、2020年2月2日に両方のステイタス表示が「INACTIVE」に変更されますが、LPICレベル2の取得から5年以内の2020年2月1日までに最新バージョンのLPICレベル2の再認定を受ければ、その再認定日から5年間、両方の認定が「ACTIVE」と記録されます。
3.認定から5年以内に上位レベルの試験を受験し、新しく認定を受けていただきます。そうすることで、保持する全ての認定が高いレベルの認定と同じく5年間ACTIVEと記録されます。
例)2015年1月1日にLPICレベル1の認定を取得した方は、2020年1月1日までに上位レベルのLPICレベル2の認定を受ければ、上位レベルの認定日から5年間、保持するすべての認定が「ACTIVE」となります。
よくあるご質問
Q.認定の有効期限はあるのですか?
A.有効期限はありませんが、再認定ポリシーとして「有意性の期限」があり、その期間は「5年間」です。「ACTIVE」な認定ステイタス(有意性)を維持するためには「認定日から5年以内」に再認定を受ける必要があります。または、「保有する認定レベルより上位の認定を5年以内に取得」する必要があります。
Q.認定後5年経っても再認定を受けずに「INACTIVE」となってしまった場合、認定は取り消しとなりますか?
A.再認定ポリシー(有意性の期限)の概念は変化の早いLinux業界において最新の技術を理解しているか否かの判断基準として取り入れているものであり、認定された「事実」が無効になることはありません。有意性の期限は、Linux技術者の皆様が最新技術を習得し、より強い競争力を持つ価値の高いITエンジニアとして第一線で活躍していただくことを目的に導入されたものです。技術革新の激しいIT業界において、皆様の技術力が最新であることを証明するために、有意性の期限が切れる前に再受験もしくは上位レベルの試験を受験し、認定を更新されることをお薦め致します。
Q.LPICレベル2までの認定を取得している場合、LPICレベル3の認定取得のためには300試験または303試験または304試験を受験すればよいでしょうか?
A.はい。現在LPICレベル2までの認定を取得していらっしゃる場合、有意性の期限内に、300試験または303試験または304試験に合格することにより、LPICレベル3「Specialty」に認定され、同時に下位のレベルの有意性の期限も更新されます。その後5年間は、レベル1、レベル2、そして受験したレベル3の試験(300試験または303試験または304試験)の認定において「ACTIVE」と記録されます。
Q.以前にLPICレベル1の認定を取得し、現在認定ステイタスはINACTIVEですが、LPICレベル2(201、202)を受験して合格するとLPICレベル2に認定され、認定証が発行されますか?
A.レベル1が「INACTIVE」の状態でレベル2(201、202)の試験に合格しても「認定」とはなりません。この場合、レベル2の認定を取得するためにはレベル1の各試験を再受験し、再認定を取得する必要があります。LPICレベル1の認定ステイタスが「ACTIVE」の期間内にレベル2の各試験に合格・認定されますと、レベル1の有意性の期限も更新され、その後5年間は保持する全てのレベルで「ACTIVE」と記録されます。
Q.LPICレベル1の再認定の取得または有意性の期限の延長のためにLPICレベル2を受験する場合、それぞれ2試験の受験が必要ですか?
A.はい、レベル1再認定の取得のためには101試験と102試験の合格が必須となります。 また、現在レベル1の認定を保持している場合には、有意性の期限内に201試験と202試験に合格し、レベル2の認定を取得しますと、レベル1の有意性の期限も更新され、その後5年間は保持する全てのレベルで「ACTIVE」と記録されます。
Q.各試験別(101試験、201試験など)に有意性の期限はありますか?
A.各試験毎に5年間の有効期限がございます。認定されるために2試験の合格が必要な場合(LPICレベル1やLPICレベル2)、両方の試験を5年以内に合格する必要があります。例えば、101試験のみに合格し、合格日から起算して5年間のうちに102試験を合格しない場合、101試験の合格は無効となります。その場合、LPICレベル1に認定されるためには、再度101試験から受験をする必要があります。
Q.レベル3の300、303、304の認定を取得済みなのですが、有意性の期限を延長するにはどうすれば良いですか?
A.レベル3「Specialty」の各試験(300/303/304)の間には上下関係はなく、それぞれが最上位レベルの認定試験です。そのため、各認定の有意性の期限を延長するためには、各試験を再受験する必要があります。例えば、300認定と303認定の両方をお持ちの場合、両方の認定の有意性の期限を延長するためには、両方の試験を再受験する必要があります。また、「LPICレベル3 303 Security」の認定者が「304試験」に合格した場合、レベル1とレベル2の有意性の期限は更新されますが、「LPICレベル3 303 Security」の有意性の期限は更新されません。「LPICレベル3 303 Security」の有意性の期限を更新するには、「303試験」を再受験して合格する必要があります。
Q.301(レベル3「Core」認定)、302(レベル3 Specialty 302 認定)の認定を取得済みなのですが、有意性の期限を延長することはできますか?
A.301試験と302試験は2014年3月31日に廃止されたため、それ以降は有意性の期限を延長するための再受験をすることはできなくなりました。ただし、「301認定」に限っては、「303試験」または「304試験」のいずれかを受験して合格した場合、301認定(LPIC-3 Core)の有意性の期限を延長することができます。その場合においても、302認定の延長をすることはできません。よって、新たな体系のLPICレベル3 Specialtyの認定を取得することをお勧めします。その場合は、300試験、303試験、304試験のいずれかを新たに受験していただき、新しい体系のレベル3 Specialtyの認定を取得してください。レベル3「Specialty」の各試験(300/303/304)の間には上下関係はなく、それぞれが最上位レベルの認定試験です。なお、再認定ポリシー(有意性の期限)の概念は変化の早いLinux業界において最新の技術を理解しているか否かの判断基準として取り入れているものですので、301認定や302認定に認定された「事実」が無効になることはありません。